広島空港宇宙展「月、そして火星を目指して」

広島空港宇宙展2018

1階会議室前の常設展示会場入り口の様子(提供:広島空港ビルディング株式会社)

2018年12月~2019年1月に広島空港で開催された宇宙展を支援しました。
広島空港では「学んで遊べる場所」のように地域住民の交流拠点を目指して様々な取り組みが行われています。中でも企画展は毎年夏と冬の恒例行事で、タイムリーな話題をテーマに多くの子どもたちに学びの場を提供しています。

2018年度宇宙展は、アポロ11号による人類初の月着陸から50年の節目を捉えて、再び注目を集める月そしてその先の火星を目指した世界の探査計画を話題に取り上げました。展示は、本物の月の砂や火星由来のナクラ隕石、未来型の月面車や宇宙服の模型、解説パネル、動画コンテンツなどで構成しました。また、展示内容に合わせたクイズラリーやスタンプラリー、専門家によるトークショーなど誰でも気軽に参加できる体験要素も取り入れた企画も付帯しました。
今回の展示会で、日本宇宙フォーラムは専門的な立場から、企画立案、製作・設営までの作業を担当し開催を支援しました。

広島空港宇宙展201802

1階会議室の火星由来のナクラ隕石の展示(提供:広島空港ビルディング株式会社)

実施概要

テーマ:「月、そして火星を目指して」
展示構成:
・本物展示[月の砂、火星隕石]
・大型模型展示[未来型月面車、未来型宇宙服]
・グラフィック・解説パネル展示
・ 映像放映
イベント構成:
・月博士の宇宙講座「月の科学の最前線」~月に吹く地球からの風~
・宇宙ローバー操縦体験[月面ローバー]
・宇宙の砂に触ってみしょう![月・火星シミュラント]
・宇宙服記念撮影[EMU宇宙服模型]

実施結果

会期中、展示会初出展の火星隕石「ナクラ」(日本宇宙フォーラム所有)や月の砂の展示には多くの来場者が足を止め、記念撮影をしながら長い時間かけてご覧になっていました。未来型月面車・宇宙服はそのわかりやすさから子どもを中心に人気がありました。
また、宇宙ローバー操縦や宇宙の砂に触る体験には子どもだけでなく大人も大勢参加して楽しんでいたようです。

月  日:2018年12月22日~2019年1月20日 (30日間)
会  場:広島空港ターミナルビル
対  象:一般(空港利用者,近隣住民)
来場者数:20,700人
主  催:広島空港ビルディング株式会社
後  援:広島県教育委員会、宇宙航空研究開発機構、広島県私立保育連盟
関連サイト:https://www.hij.airport.jp/event/