広島空港宇宙展「はやぶさ2~宇宙における生命誕生のひみつにせまる~」

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2階通路で同時展示した「はやぶさ2」・「はやぶさ」実寸大模型(提供:広島空港ビルディング株式会社)

2019年12月~2020年1月に広島空港で開催された宇宙展を昨年度に引き続き支援しました。
広島空港では「学んで遊べる場所」のように地域住民の交流拠点を目指して様々な取り組みが行われています。中でも企画展は毎年夏と冬の恒例行事で、タイムリーな話題をテーマに多くの子どもたちに学びの場を提供しています。

2019年度宇宙展は、小惑星「リュウグウ」での探査を終え、地球への帰還飛行に入った小惑星探査機「はやぶさ2」をテーマに、実寸大模型、解説パネル、動画コンテンツなどじっくり学べる内容で構成しました。また、空港内を回るクイズラリーやスタンプラリー、専門家によるトークショーなど誰でも気軽に参加して体験できる企画も用意しました。
今回の展示会で、日本宇宙フォーラムは専門的な立場から、企画立案、製作・設営などの作業を担当し開催を支援しました。

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1階会議室の展示風景(提供:広島空港ビルディング株式会社)

実施概要

テーマ:「はやぶさ2~宇宙における生命誕生のひみつにせまる~」
展示構成:
・はやぶさ・はやぶさ2実寸大模型
・小惑星イトカワ[縮尺模型]
・はやぶさ帰還カプセル[実寸大模型]
・ロケット[H-IIAロケット縮尺模型、M-Vロケット縮尺模型]
・グラフィック[はやぶさ・はやぶさ2の軌跡]他
イベント構成:
・はやぶさミッションチャレンジ[クイズラリー、スタンプラリー]
・宇宙飛行士候補者選抜体験[ミラートレース、ホワイトパズル]

実施結果

会期中は空港利用者や近隣住民を中心にたくさんの来場者で賑わいました。特に、2階の通路に同時展示した「はやぶさ2」と「はやぶさ」の実寸大模型は迫力満点で、多くの方が記念撮影に足を止めていました。また、前回大人気だったクイズラリー・スタンプラリーは広島空港を宇宙空間に見立てて、空港内に仕掛けられた様々なミッションを学びながらクイズに回答する「はやぶさミッションチャレンジ」としてバージョンアップし、連日多くの参加者があり、リピーターも続出しました。恒例行事ともなれば、毎年楽しみに空港へ足を運ぶ子どもたちが大勢います。2年目になった宇宙展では、常に新しい発見に出会える場を実現することの重要性を改めて実感しました。来年も楽しみに足を運んでもらえる子どもたちの姿を思い浮かべながら、「宇宙」が果たせる役割を追求した企画をまとめたいと思います。

月  日:2019年12月21日~2020年1月19日(30日間)
会  場:広島空港ターミナルビル1階会議室、2階通路他
対  象:一般(主に空港利用者、近隣住民)
来場者数:27,000人
主  催:広島空港ビルディング株式会社
後  援:広島県教育委員会、JAXA、広島県私立保育連盟他
関連サイト:https://www.hij.airport.jp/event/