本日は少し趣向を変えて、夫婦で最近旅した世界のゲームドライブで遭遇した動物たちをご紹介しようと思います。駄文は控え、できるだけ写真でご紹介したいと思います。
オカバンゴ・デルタ
そもそも最初の旅はアフリカのボツワナ共和国にあるオカバンゴ・デルタでした。ちょっと最初に行くようなところではないとも思うのですが、家内がTVの動物番組を見て突然「オカバンゴ」に行きたいと言い出したのがこの世界に足を踏み入れたきっかけです。
オカバンゴ・デルタは、南部アフリカにあるボツワナの北部、カラハリ砂漠の中にある面積が25,000平方キロメートルに及ぶ世界最大の内陸デルタで、湿地帯としても世界最大級のデルタ地帯です。乾燥したカラハリ砂漠の中で、オカバンゴ・デルタは非常に広大なオアシスとなっており、様々な野生生物が生息しています。
オカバンゴ・デルタへは南アフリカ共和国のヨハネスブルグを経由してマウンから入るのが一般的なようです。マウン空港に到着後、写真のような小型飛行機に乗り換えて10~20個程度のコテージがあるキャンプの近くにある飛行場(と言ってもただの平地です)に移動します。デルタ地帯なのでキャンプによっては船で移動するところもあるようです。
オカバンゴにはたくさんのキャンプがありますが、各キャンプに入ると朝、夕2回のゲームドライブ用意され、どちらも3時間ほどかけてキャンプ周辺の動物を見て回ることになります。それぞれのキャンプで回りにいる動物が異なるので、通常2、3か所のキャンプを渡り歩くことになります。
さて、これは最初のキャンプのすぐ近くの木の上にいたヒョウです。
やはり野生の動物は本当に綺麗です。
別の日の夕方には親子のヒョウに出くわしました。母親が一生懸命子供を守り、
子供は母親に必死でついてゆくというとても強い親子の絆を感じます。
定番のライオンです。威嚇しているのではなく大あくびのようです。
おなかが減らない限り日がな一日ゴロゴロしています。
いずこのオスもそのようなものなのでしょうか。
オカバンゴには沼地も多くカバがあちこちにいます。
キャンプの中もうろうろしているようですが、性格は野生動物の中でも最も
凶暴なようで決して近づいてはいけないようです。こう見えて走るスピードは
時速50~60キロで人間ではとても逃げ切れません。
最後は像です。(左)あちこちに像の家族がいますが、メスが率いているようです。
(右)時折一匹で行動するオスに出くわすことがありますが、メスと比べると一回り大きいサイズです。
カラハリ砂漠
オカバンゴに出かけたのち、またしても動物番組を見ていた家内が、ミーアキャットが見たいと言い出して、今度はカラハリ砂漠の中でもう少し南のサバンナ地帯にあるセントラル・カラハリという地域に出かけることになりました。
ところが、キャンプに入って早速ガイドにミーアキャットか見られるところはないかと聞いたところ、ここ3年ほど近くでは見たことがないと言われて、しょうがないのでこの近くの動物を見て回ることにしました。
サバンナと言えば、オカバンゴのような沼地にはいない動物が見たいとキャンプ周辺をさがしまわっていたところ、突然ガイド仲間から20~30キロ離れた場所でチーターの親子を見かけたという無線が入り、早速サバンナを爆走して見に向かいました。他の地域では保護のため無線発信機を付けているところもあるようですが、ボツワナでは全く運任せで、見かけない時は何週間も現れないものだそうです。
いました、いました。草原で見るチーターは本当に綺麗です。
宿泊したキャンプの近くに、その辺りを縄張りとしている黒いたてがみのライオンがいました。
とても綺麗なライオンでした。毎朝、このライオンのウーウーとう遠吠えで
目を覚ますというちょっと現実離れした生活を送ることができました。
とても仲が良いライオンの姉妹を見つけました。
あきらめかけていたところ、なんと奇跡的にキャンプのすぐ近くでミーアキャットの親子を
発見しました。頻繁に移動するそうで目撃できたのはこの一回だけでした。
吉村 善範