「ツーリズムEXPOジャパン2022」に行ってきました

世界最大級の旅の祭典「ツーリズムEXPOジャパン2022」が、9月22日(木)から25日(日)までの4日間、東京ビッグサイトで開催されました。昨年は大阪で開催される予定でしたが、コロナ禍で中止となったため、イベントとしては2年ぶり、東京では4年ぶりの開催となりました。
私自身、こういった大規模イベントに出向くのは本当に久しぶりでした。コロナ禍で需要が大きく落ち込み、未だ元の状態には戻っていない旅行・観光業界のイベントに、いったいどれくらいの人が集まるのか、以前と同様な活気が得られるのか、会場に着くまでは半信半疑でしたが、その不安は早々に消え失せました。
今年は、“HELLOW NEW JOURNEY”というテーマの元、コロナ禍を経た新しい旅のスタイルが掲げられていましたが、その特徴をリアルに感じるものとして、仕事と余暇を組み合わせた「ワーケーション」や、クルマ旅の魅力を伝える「ドライブツーリズム」などの特集コーナーが設けられ、賑わいを呈していました。

日本RV協会ブース

「ドライブツーリズム」日本RV協会ブース

我々日本宇宙フォーラム(JSF)がメンバーとなっている「宙ツーリズム推進協議会」(詳細は2020年7月の「いもけんぴ」ご参照)は、今年もこのイベントの「星空ツーリズム」コーナーに出展し、空や星・宇宙の多岐にわたる観光資源をベースにした地域観光創生事業の取り組みを紹介しました。JSFからは、定番となっている「顔出し宇宙服」と、今回新たに「*ISSレゴ」を持ち出し、宇宙滞在をイメージいただく演出のお手伝いを行いました。またブース内には、スマートグラスを装着した参加者に、星のソムリエによる生解説付きの星空疑似体験ができる「バーチャル星空案内」コーナーが設けられ、30分ごとの開催に、毎回満員御礼の状態が続きました。

「宙ツーリズム推進協議会のブース

左:「宙ツーリズム推進協議会のブース、中:ISSレゴ、左:バーチャル星空案内

私は一般開放デーの2日目(25日)に、顔出し宇宙服のアテンド係として参加してきましたが、これまでの対応と異なったのは、人が接触する顔出し宇宙服の、都度都度の消毒作業でした。特に、小さなお子さんにも参加いただけることから、消毒は入念に行いましたが、いつもながら皆さんに喜んで体験・撮影いただける様子に接していると、時間が経つのはあっという間で、久しぶりに心地よい疲労感に包まれる一日となりました。
会場内をじっくり見て回る時間はなかったのですが、「同業」という観点で目に付いたのは、日本一の星空をアピールする長野県阿智村のブースでした。県単位でもブースを出せない自治体がある中で、目立つ場所に広めの単独ブースを出している様子から、星空観光への期待と意気込みを強く感じました。その一方で、私の地元千葉県は、県の出展はもとより、市町村単位のブースもなく残念でしたが、茨城・栃木・群馬の3県が合同でブースを設けているのを発見し、何とかこの仲間に入れてもらうチャンスはなかったのか、あるいは、同じく県単位での出展がなかった埼玉県と連携する余地はなかったのかなど、勝手な想像を巡らせました。(埼玉県は物産観光協会が出展してましたが…)

長野県

昨今、まだ身近なものではありませんが、宇宙旅行が実現し、世の中の注目を集めました。あと10年もすると、身近な知り合いの中にも、「今度、宇宙に行くよ」という人が出てくるかもしれません。
去る10月6日には、JAXAの若田光一宇宙飛行士が、自身5度目となる宇宙に旅立ち、*ISSでの長期滞在が始まりました。若田さんはもちろん旅ではなく、任務としての宇宙滞在ではありますが、過密なスケジュールの中、まだ一部の限られた人しか行くことができない宇宙での生活を存分に堪能してきてほしいと思います。そしてその経験と感動と現実を多くの人に伝えていただき、宇宙がより身近な存在になりつつあることを教えてもらえればと思います。

*ISS=国際宇宙ステーション

若松 宏昌

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