「宙ツーリズム®」と天の川

togakushi

「宙(そら)ツーリズム」という活動をご存じでしょうか。
「宙ツーリズム®」は、昨年6月に発足した一般社団法人 宙ツーリズム推進協議会の登録商標で、空や星・宇宙の多岐にわたる観光資源の総称を「宙(そら)」と捉え、この「宙」のもつ価値をさらに際立たせ、全国の地域社会に対して、関連自治体や団体のネットワークを構築し、より多くの人が幸/癒しを得られる機会を創出することを目的とした活動です。
この一般社団法人 宙ツーリズム推進協議会には、「宙ツーリズム®」に関わる全国のさまざまな施設や団体、そして宙ツーリズム®に関わる旅行会社をはじめ関連団体・企業が幅広く参加しており、日本宇宙フォーラムもメンバーとなっています。

去る7月3日(金)の午前には、今回で4回目となる「宙ツーリズムシンポジウム」が、「宙ツーリズム推進協議会による地域観光創生事業」というテーマのもと、オンライン配信により開催されました。また、同日の午後には、宙ツーリズム推進協議会の令和2年度の総会が、同じくオンライン形式で開催され、昨年度の事業報告と今年度の事業計画が発表され、引き続き活動を推進していくことが承認されました。
昨今の新型コロナウィルスの影響で、様々な業種が苦戦を強いられる中、宙ツーリズムの根幹をなしている観光業界の方々も深刻な状況に直面しており、いろいろな工夫と懸命な努力により、この危機を乗り越えようとされていますが、これまでにない制約の中で暮らしている多くの人たちの関心が「宙」に向いている兆候がうかがえるのは、「宙ツーリズム®」にとって明るい材料です。
「宙ツーリズム®」ウェブサイトには、初心者向けの天体観測の手ほどきや、この先の天体イベントのスケジュール、各地の会員や協議会の活動やイベントの予定などがわかりやすく掲載されていますので、ぜひご活用いただければと思います。

かくいう私自身、天文の知識に乏しいのですが、数年前から日本宇宙フォーラムが関係する星空観望会などに参加する機会があり、そこで初めて天体望遠鏡に触れ、星や惑星を見ることになりました。正直なところ、それまではオリオン座や北斗七星程度しか見分けられなかったのですが、初めて手にした天体望遠鏡で星や惑星を見た時は感動の連続でしたが、明るい都会の中でも天体望遠鏡を使えば、肉眼では見えない星を見ることができたり、土星の輪や木星の大気の縞模様が見えた時には本当に感激しました。特に、土星と木星の様子はわかりやすいので、当財団の天体望遠鏡の管理者にお願いして、何日かプライベートで借用し、自宅で家族観望会を開催しました。にわか仕込みであるにも関わらず、得意満面、望遠鏡を操作したのを覚えています。

以来、星空に興味がわき始め、旅先で星空の撮影を行うようになり、いつかは雄大な天の川を肉眼で捉えつつ、写真に収めたいと思うようになりました。
が、熱意と努力が足りないのが最大の原因ではありますが、いまだ天の川を見る機会には恵まれず、叶わぬ夢となっています。
宙ツーリズム推進協議会には、百戦錬磨の星空ナビゲーターや、星の綺麗なまちとして全国に名を馳せている自治体や団体が数多く参加されているので、この最強のネットワークを通じて、プライベートな夢も叶えられればと思っています。
次にこのブログを執筆する機会があった時には、自身で撮影した天の川の様子をご紹介したいと思います。何年先になるかわかりませんが…

PHOTO:若松宏昌撮影「戸隠高原2019/4 天の川は遠くかなた・・」

若松 宏昌

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