まじめにウンチとコミュニケーション

森林

皆さん、毎日の健康状態や体調はどうやって確認していますか?

顔色を見たり、血圧や体温を測ったり、様々あると思います。ここで私がお薦めしたいのは、「ウンチコミュニケーション」を行うことです!大人になるとなかなか恥ずかしくて、言葉にできないワードではありますが、ウンチは健康状態を知るためのバロメーターであり、ウンチを見ればその日の体調がわかります。決して悪ふざけではありません。至ってまじめなお話です。

私、当財団で働く前は、科学館や博物館でワークショップを担当していました。その中でもお気に入りのテーマの一つがウンチ。調べてみると、動物も人間と同じく、ウンチは健康状態を知らせるバロメーターであることが分かりました。もし、この夏休みにお時間があれば、動物園にお出かけしてはいかがでしょうか。その際にはぜひ動物たちの足元にも注目して、彼らの落し物を探してください。動物園には肉食系・植物食系・雑食系と食べ物が違う動物がたくさんいます。それらの動物たちは、食べ物や食べ方によって、糞の見た目や大きさ・形もさまざまで面白いですよ。その中で今回は誰もが知っている、あの鼻の長いゾウの糞を一緒に見てみましょう。

皆さん、ゾウは何を食べますか?

そうです!植物食系動物ですから彼らは木の葉や草を1日に約100kg食べます。そして、あの大きな体から写真のような1個約1kgの糞を、1日に80kgほど(つまり、1日約80個!)排泄します。ゾウの糞は約60%が未消化状態なので、草が混じっているのがよく見えます。また、季節によって色も変化します。青草を食べる時期は緑っぽくなり、干し草を食べる時期は茶色っぽくなります。未消化だったり、色が変わったりと聞くと何となく不健康そうに感じませんか。しかし、これがゾウにとっては理想的な糞なのです。毎日、飼育員さんたちは理想的で健康な糞が出ているのかチェックして、ゾウの健康管理を行っているのです!
ゾウの糞

それでは、私たち人間はどうでしょうか?

大人は1日平均1,400g食べて150~300gのウンチを出すそうですが、雑食系の人間にとって、一番健康的で理想的なウンチはどんな形なのでしょうか。そうです!皆さんご存じの通り、まるでバナナのようなあの形です!実はこれが、バランスの良い食生活の証なのです。ぜひ皆さんも夏休み中に健康管理の一環として、自分のウンチを毎日チェックする、まじめな「ウンチコミュニケーション」を実践してはいかがでしょうか?本当にこれは大事です。

佐々木 芳恵

参考資料:
「動物おもしろウンチ学」小菅正夫監修/岡崎好秀著、少年写真新聞
「ずらーりウンチならべてみると…」小宮輝之監修/西川寛文・構成、アリス館

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