インターネット配信やオンラインイベント企画のご提案(その2)

学生向けオンライン講演会

2020年6月1日の「いもけんぴ」に掲載した「インターネット配信やオンラインイベント企画のご提案」の続報です。
この時に技術を担当していたワタクシ杉山が、ここ最近の状況と試験配信を踏まえまして気づいたポイントをご紹介したいと思います。

オンライン講演会、オンラインセミナー、最近は”ウェビナー”と言うようですが、これは通常の会議システムとは違い、参加者や視聴者の募集や管理、質問機能などの特殊機能があり、利用の際にはそれなりに費用が掛かります。そうは言っても、会場費が掛からないので安く上がるのでしょ?と思いましたが、千人を超える規模の人を集めて行うウェビナーはそれなりの金額になるので驚きました。

例えば、通常の講演やイベントの場合、開会の挨拶で始まり、講演と質疑のセッションが休憩をはさみつつ2〜3回行われ、閉会の挨拶で終了となります。これをオンラインに置き換えると、遠隔地から講演者はもちろん、挨拶をされる代表者までセッションを張る必要があると考えていました。想像するだけですごく大変そうだなと。

さて、先日、学生向けにオンライン講演会を行うことになりました。講演者は淺田常務お一人ということもあり、今後の検証も兼ねて色々と試してみようということになりました。
PCカメラは品質が劣ることが多いため、今回は別のビデオカメラを用意し、社内にスタジオのようなものを仮設し、講演資料も画面共有ではなく別のPCからカメラ画像として送り、機材を用いて公演中の資料に講演者の顔を出せるように準備しました。準備が整った前日の夕刻、淺田常務より「講演を録画したものを配信できないか」とご質問が。え?マジで?いやま、そりゃ出来るけど…と言うことで、配信当日の講演開始約2時間前に準備していた機材を使用して収録を行いました。すぐさま動画データを取り出し最小限の加工を施して、なんとか講演開始に間に合わせていよいよ本番。開始の挨拶の後、先ほど撮影した講演の動画を流す。あれ…これめっちゃ楽じゃない?

オンラインイ講演会の準備風景

オンラインイ講演会の準備風景

今回経験したことで、視聴者とリアルタイムでやり取りの必要がある質疑応答だけリアルタイムであればよくて、一方的に情報を送る部分、挨拶や講演そのものは事前に録画した方が講演者も配信、進行管理も負担が大きく減るということがわかりました。もう一度声を大にして言います。

なるべく事前に収録しましょう!

ただし、ご自身で講演の撮影できない場合、どこか事前に撮影できるところに来ていただくか、事前にウェビナーで収録、またはこちらから訪問するなどの必要もあり、場合によっては事前収録と当日の二重にコストが掛かることも。これらの点を踏まえ、必要に応じて事前録画かライブかを検討し進めていくのが望ましく思います。

当財団では日々検討、検証を重ねています。インターネット配信、オンラインイベントを検討中の方ぜひご相談ください。

杉山 秀洋

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