「星の数」の話

HST GOODSサウス・フィールド

もののたとえに「星の数ほどある」という表現がありますが、実際に星の数はいくつあるのでしょうか?調べてみた結果、それは想像以上に「途方もない数」であることがわかりました。

「星の数」の話に進む前に、まず星の種類をおさらいしておきましょう。私たちの暮らす太陽系は主に次の3種類に分けられます。
恒星:自ら光を発している星(例:太陽)
惑星:恒星の周りをまわっている星(例:地球)
衛星:惑星の周りをまわっている星(例:月)

このうち、地上にある天文台や地球の軌道上を周る天文観測衛星や宇宙望遠鏡が観測して数を数えられるのは主に恒星です。(観測機器の性能が上がり、恒星の周りを回る系外惑星もたくさんみつかっています)

人類が宇宙に進出して半世紀近く経ちましたが、その間、観測技術が飛躍的に進歩したことにより、私たちが天体望遠鏡などを使って見ることのできる宇宙には1,000億から2,000億個の銀河が見えるだろうと見積もられていました。

私たちの暮らす銀河系にはおよそ2000億個の星が存在するのではないか、と考えられており、
仮に(星の数:2,000億個)×(銀河の数:2,000億個)とすると、4垓個(400,000,000,000,000,000,000)となり、
なんとゼロが20個も並ぶ結果となりました。これぞ、「星の数」といったところでしょうか。

しかし、2016年に英国・王立天文学会がもっとも遠くにある銀河の画像をもとに、銀河の3次元分布図とモデルを基にした新たに見積った結果、宇宙にある銀河の数の見積は従来の10倍となる、「2兆個」になったそうです。
その画像がこちら↓
HST GOODSサウス・フィールド
「HST GOODSサウス・フィールド」と呼ばれる、全天の100万分の1ほどの広さの領域
©NASA / ESA / The GOODS Team / M. Giavalisco (UMass., Amherst)
※HST=ハッブル宇宙望遠鏡

なんと画像で光っている点ひとつひとつが銀河で、この画像でとらえている領域は全天のわずか100万分の1ほどの広さの領域に過ぎないというから驚きです。

現在の科学技術ではまだ完全に宇宙の果てを見通せていないので、今後さらに宇宙誕生の瞬間に近づけるようになると、4垓個からさらにその数は増えていくのでしょうね…。

時節柄お家にいる時間が長い方も多いと思いますが、ふとした瞬間に夜空を眺めて果てしない星の数に思いをはせてみてはいかがでしょうか?きっと、いい気分転換になるはず!

今、住んでいるところからは星なんてあんまり見えないよ~、というあなたには、MEGASTAR CLASSをお勧めします。これならSTAYHOMEで気の向くままいつまでも星を数えることができそうです!
MEGASTAR CLASS
© 2016 Ohira Tech.

田中 令以知

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